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サロン経営コラム

成功者のマネしないこと?!がエステサロン開業成功の近道(2017年4月加筆修正)

今、エステサロンの開業に向けて準備を進めているあなた。

どんなことに取り組んでいますか?

 

・お客様への対応力をアップさせるための努力

・サロントリートメントメニューの検討

・取り扱いサロン専売化粧品の検討

・「集客」の方法を検討

・経営の本を読んでみる

・すでに開業したオーナーの体験を聞く

・セミナーやコンサルを受ける

・他店のブロブやホームページをチェックする

さぁいくつ当てはまりましたか?

あなたが今行っている取り組みはどれも素晴らしく、ムダなことなど1つもありません。

それなら何も問題なくこのまま開業のために突き進めば良いんだ!と思ったかもしれませんが、ちょっとだけ待って下さい。

エステサロンの開業を成功させるためには、ここに挙げたこと以外にもう1つ大切なポイントがあるのです。

エステサロンの開業準備で大切なポイント

成功者のマネしないこと?!がエステサロン開業成功の近道(2017年4月加筆修正)

もう1つのポイント…それは何だと思いますか?

結論から言うと「失敗から学ぶ」ということです。

開業を目指すからには当然「成功」というものを目標にしますね。

となると普通であれば「成功した人」から話を聞いたり、「成功した方法」について知ろうとすると思います。

直接話しを聞く機会というのはそうそうないと思いますので、多くの場合はネットの情報や体験談が記載された本などから情報を得ることになるでしょう。

確かにエステサロンの成功事例はネットや本の世界に溢れています。

私のこのコラムでも成功事例を載せています。

これらの情報を元に動いていけばきっと上手くいくはずだと思うでしょう。

多くのサロンオーナーがそう考えて行動しているのですが、現実として毎年多くの個人エステサロンが消えています。

成功事例を参考にしているのにどうしてこのようなことが起こるでしょうか?

成功事例の裏に隠れているものはネットや本ではわかない

成功者のマネしないこと?!がエステサロン開業成功の近道(2017年4月加筆修正)

実はネットや本などで得られる情報というのは、成功事例のごく一部に過ぎないのです。

そのサロンが成功するに至るまでには山もあれば谷もあったはずです。

またそのサロンのオーナーの性格、考え方などといったバックグラウンドも大きく関係していることが多くあります。

おもてにでてくる成功事例の中にはこうした細かな部分までは加味されていないことがほとんどです。

例えば、「この技術とこの商品を使って成功しました」という事例を読んだとしましょう。

これを実践してみる。

結果として、同じ技術、同じ商品を使っても成功するサロンと上手くいかないサロンが出てきます。

なぜか。

それは先ほどもお話ししたようにサロンの持つ特徴やバックグラウンドが成功したサロンとは異なるからだと考えることができますね。

つまり、成功事例はすべてのサロンに共通するとは限らないということなのです。

またエステ関係に限らず成功事例というのはとかく後づけて作られていることが多いですし、またどうしてもかっこよく伝えたいので本当の部分はよくわからないのです。

エステサロン開業に失敗した人を探す?!

成功者のマネしないこと?!がエステサロン開業成功の近道(2017年4月加筆修正)

じゃあ私はどうすればいいの?と思いますよね。

大切なのは「成功者のマネ」ではなく「失敗した人の逆を行く」という点です。

これを意識して行動するというのはとても大事です。

ただ、これは『[要注意!]エステサロン経営・開業はやめたほうがい』にも書きましたが、生の失敗例というのはなかなか目にしたり耳にしたりする機会がないと思います。

それはそうですよね。

だって、「私はこうしてエステサロン経営を失敗しました」なんて大きな声で発信する人はなかなかいないですから。

失敗した人に直接会って「なんで失敗したんですか?」なんて聞ける勇気もなかなかないですよね。

だから余計にサロンオーナーは「成功例」を参考にするようになってしまうんですね。

成功の仕方ではなく、失敗の避け方を学ぶ

成功者のマネしないこと?!がエステサロン開業成功の近道(2017年4月加筆修正)

私は会社員時代、10年以上エステサロン向けドクターズコスメのブランド責任者として働いてきました。。

本当にたくさんのサロンと会ってきたのですが、商品の取り扱いを開始したけれど、数年後には全く仕入れをしなくなったサロンもありました。

どうしたのかな?と思い、詳しく調べるとサロン経営をやめていたというパターンがほとんどです。

一方で同時期に同じ商品を扱って順調に売上をアップさせたサロンも多くありました。

私は『成功しているサロン』『失敗しているサロン』これらのサロンの違いについて会社を経営するようになってもずっと自分なりに研究しています。

そこで気づいたのは、

失敗にはある程度決まった法則があり、成功するパターンはサロンそれぞれである!

ということです。

この経験から言えるのは「どうすればサロン経営が成功するのか」ということよりも「どういうことを考えていないとサロン経営は失敗するのか」を意識して行動することが大切ということです。

これは会社の代表として私自身も常に意識していることです。

もし、今のあなたが「成功事例」を参考に行動しようとしているのなら今からでも遅くありません。

意識をすこし変えて

「なぜたくさんのエステサロンが潰れていくのか?」

「失敗の原因はなんだろう?」

という思考も持ってみてください。

こういうと何となくネガティブ思考な感じもするかもしれませんが、これは決して「ネガティブに考えろ!」といっているのではありません。

あくまでも最初にお話したように「失敗から学ぶ」という前向きな姿勢で取り組むことが大切です。

エステサロン開業における失敗の典型的なパターン

成功者のマネしないこと?!がエステサロン開業成功の近道(2017年4月加筆修正)

 

エステサロン経営における典型的な失敗パターンとはなんだと思いますか?

・技術力

・おもてなし?

・取扱メニュー?

・取扱商品?

上記も確かにゼロではありません。

でも典型的なパターンではないのですね。

エステサロン経営における典型的なパターン、それは!

『立地』

簡単にいうと出店場所が悪い!ということです。

これエステサロン経営だけではないですよね。

店舗ビジネスの失敗の典型的なパターンです。

開業失敗するサロンオーナーは

『飲食業と違ってエステサロンは隠れていく場所だから立地は関係ない』

『私は技術がうまいし、お客様への熱い想いもある、だからお客様がきてくれる』

と考えます。

でも蓋をあけてみると来店してくれるのはお友達のみ。

まったく新規のお客様がこなく『こんなはずではなかった!』と思う毎日。

そんなエステサロンオーナーをたくさん見てきました。

一方あるオーナーはこんなことを私に語ってくれました。

『今度3店舗目が決まったんだ。駅の近くで人通りも多い。いや勝ちがみえているよ』

『商店街沿いにいい物件を借りられた。だから上手くいくよ』

こんな感じです。

上記のサロンは予想通り大成功しています。

もしあなたがこれから開業を目指すならば『立地』に意識をむけて準備してくださいね。

『そんなこと言ったって立地の悪いところに出店してしまっわ!』

と思っているあなた。

立地のいいサロンと同じ土俵で戦っても正直勝ち目はありません。

この場合は戦略を見直す必要があります。

ご相談くださいね!

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この記事を書いた人

天笠 茂(あまがさ しげる)

天笠 茂(あまがさ しげる)

多くのエステ・ネイルサロンを成功に導いた圧倒的なノウハウを持つ。山あり谷あり、人生の醍醐味をとことん味わったからこできる指導スタイルは、「自分でも気がつかなかった盲点を気づかせてくれる」「熱量と人間味があって背中を押される」と定評がある。
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