夢のエステサロンを開業できるのはとても喜ばしいことです。

しかし、自分自身のサロンを持つということはそれだけ大きな責任を持つことになります。

時には、お金に関する悩みを抱えてしまうこともあります。

そこで今回は、エステ経営者が抱えるお金の悩みを解決するために知っておきたいポイントについて解説していくことにしましょう。

助成金を活用する

エステ経営者になったら、政府が用意している助成金について知っておいた方が良いでしょう。

まずは、エステサロンでも活用できる助成金について解説していきます。

地域雇用開発助成金は、雇用が多くない地域で新しい雇用を生み出した場合に支給されます。

雇用不足な地域にサロンを開くこと、地域雇用の改善に役立つ事業を行っていること、判定期間中に事業者の都合でスタッフを買い越していないことといった条件をクリアしていれば問題ありません。

増えたスタッフの人数やサロンの規模によって支給される金額は異なりますが、活用するメリットは大きい助成金だと言えるでしょう。

トライアル雇用助成金は、安定した就職が難しい求職者を一定の試用期間雇用することで支給されます。

応募してきた人が業務を遂行できるか否か見極め、雇用の創出につなげることが目的となっています。

3ヶ月間のトライアル雇用をすること、1週間あたりの労働時間が他のスタッフと同じであること、ハローワークからの紹介で雇用することといった条件をクリアしていれば問題なく支給してもらえるでしょう。

支給額は通常であれば4万円ですが、雇用した人がシングルファザーもしくはシングルマザーで子どもがいる場合は5万円支給されます。

人材開発支援助成金は、仕事に必要な知識や技術を身に付けるための職業訓練を実施した場合に支給されます。

エステサロンと関りがあるのは、特定訓練コース、一般訓練コース、教育訓練休暇給付コース、特別育成コースの4つだと考えられます。

コースによって条件や支給額などが異なるため、どれを活用するのかよく吟味してから決めるようにしましょう。

資金回収できる流れを生み出す

エステサロンを開業したら、資金を回収するために工夫を凝らしていかなければいけません。

では、資金回収できる流れを生み出すにはどうすれば良いのかみていきましょう。

他のエステサロンを同じようなサービスを提供していては、差別化することができません。

差別化できないと他のサロンにお客様が流れてしまう可能性も高くなってしまうのです。

それではどこかのタイミングで経営が上手くいかなくなってしまうことも考えられます。

具体的にどのような施術を行っていて、どのような効果が期待できるのかを提示するのがおすすめです。

新顧客の獲得がある程度できているのであれば、次のステップに進む必要があります。

次のステップは、リピーターを掴むというステップです。

リピーターになってもらえれば、口コミであなたのサロンに関する良い評判も広がりやすくなります。

リピーターを掴むためには、居心地が良くて、満足度の高い施術を提供しているかどうかがポイントになると考えられます。

お客様がリラックスして過ごせるような空間を作るための工夫を施しましょう。

お金の管理をしっかりすることも当たり前ですが、とても重要なポイントになります。

サロン経営者の中には、売上と利益を混同してしまう人もいます。
実際は、売上と利益は別物なので分けて考えなければいけないのです。

売上が多くても利益が少なければ、経営が上手くいっているとは言えません。

利益を伸ばすためには、削ることができそうな経費をあぶりだし、削れる部分は削る必要があります。

そうすることで、利益率を高められるからです。

また経費をきちんと把握できていれば、売上目標や集客目標も明確になります。

それによって、より健全なサロン経営を実現することができるようになっていきます。

もし、あなただけではお金の管理が難しいと感じるなら、専門的な知識を持つ税理士などに依頼すると良いでしょう。

まとめ

エステサロン経営者になったら、お金の管理をしっかりとできるようにならなければいけません。

お金に関する悩みを抱えている場合は、政府が用意している助成金の活用も前向きに考えてみてください。

地域雇用開発助成金やトライアル雇用助成金、人材開発支援助成金など様々な助成金があります。

これらの助成金を受け取ることができれば、お金の問題を解決できる可能性も高まります。

それだけではなく、資金回収できる流れを生み出すための工夫も必要不可欠だと言えるでしょう。

資金の回収ができるということは、それだけ利益を生み出せるということでもあります。

エステ経営者の中でお金について悩んでいる人がいるなら、助成金の活用や資金回収をするための工夫を取り入れるなど経営手法を変えてみることをおすすめします。

どのように経営手法を変えるのが良いのか分からない場合は、サロン経営コンサルティングまでご相談ください。