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サロン経営コラム

エステサロン個別経営・開業相談事例 金井裕子様(仮名)その3

エステサロン経営を理解して集客を行う

「集客」という言葉はとてもありふれた言葉でありますが、ビジネスにとってとても重要なことであります。ただ、「集客」を学ぶ前にとても大事なことが一つあります。

前回の記事でもお伝えしたように「エステサロン経営」の全体像をつかむことです。「集客」はエステサロン経営の要素の中の1つです。「集客」だけできればサロン経営が成功できるわけではありません。

「集客」したお客様(見込客)をどのように「顧客」つまり繰り返し通ってくれるお客様に金井様ができるのかです。それにはエステサロン経営の全体像を金井様の腹のそこに落とすことがとても大事なのですね。

金井様の現在の集客方法と見解

・ビラ、ポスティング(この二つはあまり捗りません。理由は嫌いだから。特にビラ配り)
・ホットペッパービューティ掲載(一番安いプランで検索に引っかからないのでほとんど結果が出ていない状態。3か月出して新規一人)
・知人の店にビラを置いてもらっている
(トリミングサロン、美容院、エステスクール、ポーセラーツ教室、個人エステサロン)
・知人の紹介(紹介してくれたら10%オフ)
・店舗前看板
・アメブロ、フェイスブック、インスタ

「私は50~60代を第一ターゲット、30~40代を第二ターゲットと思っているのですが、そのターゲット層に全くアプローチできてない気がしてます。ホットペッパーは30~40代には有効かと思いますが、第一ターゲットにはやはりホームページが必要なのかなと考えています」
「集客するために何を一番にやるべきなのか、何に重点をおけば先が見えるのか、がはっきりしないのがもどかしいです。」

エステサロン経営力アップのための対策 「集客」

金井様はホームページは持っていないもの、ポータルサイト(ホットペッパービューティ)に掲載、ポスティングもしています。また多くのエステサロンオーナーがやっているアメブロも書いている。

しかし集客できない。売上が上がらない。いったいこの先何をすればよいのかを分からず迷いの渦に入っているのです。

エステバブル期であればあまり深いことを意識せずとも、金井様の行っている方法で集客でき売上も上がった時代がありました。その時集めたお客様を大切にして今現在成功しているサロンも多くいます。

しかし今は同じやり方をしても継続的にお客様を集めることも売上をあげることもできません。アメブロはどのサロンもやっている、ホットペッパーをはじめポータルサイトにも多くのサロンが掲載している。ホームページも今や持っていて当たり前なんですね。

ではどうしたら良いでしょう?

それは「集客」に対しもっと深いレベルで考え実施していく必要があるのです。あくまでも「ホームページ」「ホットペッパー」「アメブロ」等々は「集客」するための1つの手法(ツール)にすぎません。時代が変れば手法は変わります。

ツイッターが流行ると「ツイッタだー!」
フェイスブックが流行ると「フェイスブックページだ!」

と手法ばかりに目がいき、「集客」の本質的な部分を忘れてしまう人が少なくありません。

金井様が理解しなければいけないことは

・昔と同じやり方をしていたのでは今は「集客」も「売上」も上げることができない。
・昔と違うやり方とは単に新しいツールを使うことではない。
・「集客」に対してもっと深いレベルで考えていく必要がある。

これらをお伝えしていったのです。

では「昔と同じやり方をしない」「集客に対してもっと深いレベルで考える」とは一体どういうことなのでしょうか?

「集客」は「顧客化(固定客化)」をセットで考える

「エステサロン経営とは」を極めてシンプルにいうと

①「集客」つまりサロンに通ってくれるかもしれない未来のお客様(見込客)を集め
②その見込み客を何度もサロンに来店してくれる顧客(固定客)になっっていただく

つまりいくら見込み客を「集客」できても、通い続けてくれるお客様になっていただければエステサロン経営は成功できません。

多くのサロンが「集客」についての手法は考えるのですが、なんどもサロンに通ってくれる「顧客(固定客)」になるための方法を構築していません。

「技術が上手ければ、結果を出せばお客様が通い続けてくれる」

と思っているんですね。

技術が上手いことはとっても大事です。結果を出すことももちろん大事。でも今の時代、エステサロン経営において技術が上手いのも当たり前、結果が出せるのも当たり前なんです。

美容師さんが髪の毛をカットできるのが当たり前
寿司職人が寿司を上手に握れるのは当たり前
歯医者が虫歯を治療できるのも当たり前

エステティシャンが技術が上手で、結果を出せるのも当たり前なんです。

技術が上手ければ「集客」でき、クチコミが起こり、通い続けるお客様も自然と増える。こんな幻想をもっているとエステサロン経営は成功させられません。

そのことを金井様も開業4ヶ月で身にしみて感じていたのです。

続く

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この記事を書いた人

天笠 茂(あまがさ しげる)

天笠 茂(あまがさ しげる)

多くのエステ・ネイルサロンを成功に導いた圧倒的なノウハウを持つ。山あり谷あり、人生の醍醐味をとことん味わったからこできる指導スタイルは、「自分でも気がつかなかった盲点を気づかせてくれる」「熱量と人間味があって背中を押される」と定評がある。
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