経営面で理解する「自宅サロンを開業するときの考え方」(2017年4月大幅加筆修正)
自宅サロン?マンションエステ?テナント?その前に・・・
あなたがもし今お一人でエステサロン開業を検討しているならば、最初に気にすることは開業場所ではないでしょうか?
自宅サロン?マンションサロン(賃貸)?テナント(賃貸)?
あなたのビジネススタイル、生活スタイル、家族環境等々を考えながら、自宅サロンのメリット・デメリット、マンション・テナントエステのデメリット・メリットをシミュレーションしていると思います。
私は今までの経験の中で様々なタイプのオーナーに数多く会ってきました。
・自宅サロンで開業、その後マンション、邸宅エステ、複数店舗経営、会社経営。
・マンションやテナントで開業し移転せず長年同じ場所で経営。
・マンションの1室で開業、その後広いマンションに移転。
・小さなコーポで二人で開業、その後数十店舗の有名サロンに。 等々
あくまでも私の個人的な意見ですが、自宅サロン、マンション・テナントサロン、複数店舗経営等々色々ありますが、最終的には人生を楽しめているかが一番大事だと思っています。
自宅サロンで楽しく人生を過ごせていればそれでいいですし、一人でサロンを経営していて売上に限界を感じ楽しくなくなったら人を増やせばいいわけです。
会社組織にして社長になることで人生が豊かになると考えるならならそれを目指す!!
人生をどう生きていくのか?ということがもっとも重要なことではないでしょうか?
人生一回限り。人生楽しく過ごしていくための1つに[仕事]があるわけですからね!
私が今、会社の社長をやっているもの、私の選択肢の中ではサラリーマンより会社の代表のほうが自分らしく生きられる!
という判断をしたからです。
もしあなたが迷っているならばそんな風に考えて見るものヒントになるかもしれません。
自宅でサロンで集客できるのか?売上は上がるのか?
上記のような考え方は必要ですが、一方エステサロン経営という視点も強くもつ必要があります。
キレイ事でなく、お客さまを呼べるのか?売上をあげられるのか?
売上が上がらなければ楽しくないですからね。
今日は自宅サロン、そして集客に限定して話を進めます。
エステサロン経営を考えた場合、一番最初に考えなければいけないことはお客さまを呼べるのか?ということです。
つまり集客ですね。
集客できなければ自宅サロンだろうか、超一等地の高級マンションだろうがサロン経営は成り立ちません。
自宅サロンでも沢山のお客さまに来てもらえ、客単価を高くすることができればお一人で100万の売上だって上げることはできます。
あなたは誰を自宅サロンに呼びたいのですか?集客したいですか?
実はこれ2つしかないのですね・・・・
今あなたが頭にイメージして苗字や名前を思い描ける人。
つまりお友達やお知り合い。
そしてもう1つが思い描けないまだ見ぬ人です。
サロン経営で大切なのはあなたが頭の中に思い描けないまだ見ぬ人を集客できるのか?
そのためにあなたは何をするべきか?
自宅サロン開業時当初はお友達や知人が来店してくれるかもしれません。
しかしそれには限界があります。
自宅サロンを開業した人の多くが、開業当初お友達にお声をかけ、お友達価格で施術しスタートする。
しかしそのお友達も来店しなくなると途端に売上が上がらなくなる。
友人や知人を集客することにこだわり過ぎてなかなか前に進めなくなってしまう人も多くいます。
あなたがまだ見ぬお客さまを集客でき、そのお客さまがあなたのおもてなしや、技術に感動して何度も来店してくれたとき、あなたはのエステサロンの本当のスタートなのです。
自宅サロンだろうがマンションエステさろうが、まずはこの部分を頭の中にしまっておいてくださいね!!
自宅サロンで集客できるのか?
あなたが自宅サロンの開業を目指しているならばちょっと耳が痛い話になるかもしれません。
ここ数年、自宅サロンの開業を成功させるにはとても厳しい時代になっています。
特に駅から離れているなど立地が悪く、住所を非公開の場合はかなり厳しいと思っていたほうがよいでしょう。
なぜでしょうか?
お客様からみれば、立地の悪い自宅サロン、それも住所非公開のサロンにわざわざいく必要がないからです。
これお客様の思考から考えると当たり前のことです。
でもなぜかこの当たり前のことが抜けてしまうことが多いのですね。
私は3週間に1回髪を切りにいきますが、立地の悪いところに通っていません。
近くでそして技術もうまく、オーナーもとても良い人だから通っているのです。
何かメリットがなければわざわざ立地の悪い場所には行きませんよね。
例えば有名な人がやっているとか・・・
私が大好きな人がやっているとか・・・
エステも同じです。
お客様の立場からすると、立地の悪いそれも自宅サロン、そして住所非公開の場所は選びづらいのですね。
住所非公開の大きなデメリット
集客において住所非公開ですと集客するのに大きなデメリットがあることを理解しておくべきです。
あるサロンは住所非公開でチラシをポスティングをし
『住所を載せもしないのに、勝手にうちのポストにチラシをいれるな!』とクレームが入ったそうです。
これだけではありません。
デメリットはたくさんあるのですが、その中で一番大きな問題は『グーグルマイビジネス』に登録ができない、ということです。
『グーグルマイビジネス』聞いたことがありますか?
例えば『エステ 横浜鶴見』と検索してみてください。
以下のような表示が出てくると思います。
弊社の顧客、エステサロンビルーム様が一番上に表示されていますよね?
※検索の地域によって表示されないこともあります
ここであなたはこんなことを思いませんか?
①「なぜ表示されているのでしょうか?」
これは『グーグルマイビジネス』に登録しているからです。
②「なぜ上位にでているのでしょうか?」
グーグルがビルームさんを上位に掲示したほうが見た人の役にたつと判断したからです。
地図を上位に表示させるには様々なことをしていく必要があるのでここでは話しませんが、まずは登録しなければ表示されないということを覚えておいてください。
では登録するにはどうすればいいのでしょうか?
これは簡単です。
『グーグルマイビジネス』に登録すればいいだけです。
ここで住所非公開の問題点がでます。
グーグルは登録するにあたって本当にお店が存在しているかどうかを登録した住所にハガキを送り最終確認をします。
ハガキに書かれた『確認コード』を入力し正式登録となります。
つまり登録する際に住所を書かなければ登録されないのです。
『グーグルマイビジネスなんて登録しなくても気にしないわ!』
そんな風に思ったかもしれません。
現在の集客においてもっとも重要なインターネット。
とくに『検索』でサロンを見つけてもらうことが非常に重要です。
あなたが今読んでいるこのブログ(コンテンツ)もきっと『検索』したことがきっかけで読んで頂いているのだと思います。
グーグルは検索で上位表記(SEO)させるためにアルゴリズムといって様々なルールを定めています。
実は店舗ビジネスにおいては『グーグルマイビジネス』登録されているかどうかは検索順位の要因の1つになっているのですね。
あたりまえですよね。
信頼できる情報を載せることがグーグルのミッションの1つですから、住所が確認できているサロン、住所が確認できていないサロン、どちらを上位に表記するでしょうか?
答えは分かりきっていますよね。
これから自宅サロン開業を考えている人はこんなことも覚えておいてください!!
応援しています。
この記事を書いた人
天笠 茂(あまがさ しげる)
多くのエステ・ネイルサロンを成功に導いた圧倒的なノウハウを持つ。山あり谷あり、人生の醍醐味をとことん味わったからこできる指導スタイルは、「自分でも気がつかなかった盲点を気づかせてくれる」「熱量と人間味があって背中を押される」と定評がある。
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