ブログとHPの力を最大に発揮させよう!
今回は、”ブログ”と”ホームページ(HP)”についてです。
ブログやHPならもうすでにやっているから大丈夫!
そう思った人もいると思います。
では、そのブログやHPによってあなたのサロンにはどのくらいの「集客効果」が出ているかを理解していますか?
一所懸命にブログを書いてHPを更新しているつもりでも実はそれが「集客」につながっていない…というサロンも多くあります。
あなたのサロンはどうですか?
今回は、せっかく一生懸命にやっているブログ、HPの更新を「集客」につなげるためのポイントについてお話してみたいと思います。
ブログ、HPの役割は2タイプある
あなたはブログやHPをどのような目的で開設していますか?
ブログやHPには「新規集客向け」と「既存客向け」の2タイプがあります。
つまり見てもらいたい人は誰なのかを考えてページや文章を考えることが大切ということですね。
既存客向けというのはお客様の傾向などもすでに分かっているので案外作りやすいと思います。
ただ、「新規集客向け」となるとターゲットを絞ったり、伝えたい情報を絞ったりと決めることも多くて難しく感じる人も多いでしょう。
そこで今回は、特にあなたのサロンを知ってもらう、あなたのファンになってもらうために「新規集客」という視点からお話しを進めていきたいと思います。
サロンの存在をアピールしよう
「新規集客」を目的としたブログ、HPでは、まず何よりもあなたのサロンの存在、あなたの存在を知ってもらうということが大切です。
当たり前のことですが、あなたのサロンの存在を知らなければお客様は絶対に来店しませんね。
そしてあなたのサロンの存在を知っている人が多ければ多いほどあなたのサロンに来店する確率はアップします。
つまりブログやHPはサロン経営にとって非常に重要な役割を担っているということが言えるでしょう。
では、「新規集客」を目指すにはブログやHPでどんなことをアピールすれば良いのでしょうか?
「知ってもらう」という点で重視したいのは”サロンの存在をアピールする”という点です。
「集客」のほとんどは”この存在アピール”で決まると言っても過言ではありません。
どんなに良いサロンであっても、お店の存在がうまくアピールできなければ集客は難しいでしょう。
サロンの存在をお客さまに知ってもらうために様々な業種の店舗がよく行う方法としては
・駅前にオープンする
・目立つ看板で宣伝する
などがあるでしょう。
ようするにいかにしてお客さまに「ここの私のサロンがありますよ!」とアピールできるかどうかということなのです。
美容院から床屋へ
分かりやすいように1つ例を挙げてみましょう。
私は長年にわたって近所の美容院に通っていましたが、ある日を境に美容院から床屋に変えました。
どうしてそうなったのか…、「集客」のポイントについて見ながら説明してみましょう。
ある日、近所の商店街を何気なく歩いていた私は、新たにOpenする”床屋”があることを知りました。
私は社会人になってからはずっと美容院に行っていたので、”床屋”には特別ピンとくるものもなく、最初は全然興味がありませんでした。
ただ、ここで私は”床屋”という存在に気付き、そのワードが私の頭にインプットされました。
この床屋さんは、商店街という人通りの多い場所に出店したことで多くの人に”床屋”の存在を伝えることに成功したということになります。
ポイント②は、初回割引などのチラシなどではなく、天笠本人が直接お店の場所を知り、自分から存在に気がついたという点にあります。
私はこの”床屋”の前をよく通っていたのですが、私がイメージする”床屋”といえば赤と青と白のサインポールがくるくると回るお店の外観、そして年配のおじさんやおばさんが経営しているというものでした。
おまけに”床屋”=七三分けというイメージもあったりして…w
そんなイメージの”床屋”になぜ私が通うようになったか…
潜在客へのアピールに成功
ここからがポイント③です。
新しくOpenした”床屋”は、私のイメージを良い意味で裏切ってくれました。
外観も内装もオシャレ。
そして商店街から中で仕事している店主は、おじさんでもおばさんでもない!
そして徐々にお客さまが増えていくのが分かりました。
この店ならなんか「キレイに髪をきってもらえるかも・・・・」
そう思って、私もその床屋に通うようになったのです。
つまり、この”床屋”は、他の床屋とはあきらかに差別化していた。
「床屋」が嫌いではないし、逆に「シェイビングをしてもらいたい」と思っている。
でも「おじいさんにはカットされたくない」「変な髪型にされてしまうのは怖い」という考えを持っていた潜在客を「集客」することに成功したのがこの”床屋”だったということですね。
今この床屋はとても人気店で週末は朝一番で予約が一杯になってしまいます。
床屋なので時間を指定しての予約は取れませんし、順番に案内するシステムなのですが、それでもお客さまはひっきりなしです。
「集客」成功のポイント
この”床屋”が「集客」に成功したポイントについてもう一度まとめておきましょう。
②外観・内装があきらかに他の「床屋」とは違うオシャレなイメージを醸し出していた
③外から中が見え、店主は若くてオシャレなオーナー。そのオーナーなら美容室と同じレベルで髪をカットしてくれるだろうとイメージさせた。
さて、この中で一番重要なポイントは何か分かりますか?
それは、「床屋の存在をお客さま自身に気づかせた」という点です。
もしこの「床屋」私が普段は通らないような一本裏道に入ったところに出店していたならば私は今でも美容室に通っていたと思います。
人通りの多い商店街沿いなどにありますか?
駅近くのたくさんの人が気づく場所に看板が立ててありますか?
私は単純に「いい場所にサロンを建てなさい」と言っているのではありません。
逆にエステサロンという特色上、「目立たない」「隠れ家」というコンセプトでやっている場合もあると思います。
これはとても大事だと思います。
私もカツラを作りに行くとか、メンズエステに行くとか何かしらのコンプレックスを解消するための施設に行くならなるべく人目に付きたくないと思いますからね。
では何を言いたいのか?
ようするにお店自体は隠れ家的な雰囲気でも良いけれど、そこにお店があるということはアピールしなければならないということです。
ブログやHPの重要性
ここで重要になってくるのがブログやHPの存在です。
もしも隠れ家的なコンセプトでサロンを展開しているならなおさら、ブログやHPでのアピールが重要です。
例にあげた”床屋”は、お店の作りや看板などで潜在客に床屋の存在をアピールしました。
実店舗の周りでこうしたアピールができる場合はこれでOKだと思います。
でも人目につかないようにサロンを利用したいと考えているエステサロンの潜在客を「集客」しようと考えた場合、これでは逆効果になってしまいますね。
自分のサロンの存在をブログやHPでアピールして、お客さま自身にサロンの存在について気づいてもらうということです。
あなたは現在、ブログやHPにどのくらい力を入れていますか?
更新することで精一杯になっていて、実際にどのくらいの人が見にきてくれているのかなどいわゆる「効果測定」はしていないという人も多いのではないでしょうか?
これはもったいないことです。
せっかく作るのであれば、毎日何人くらいの人が見にきてくれていて、どのページをどのくらい見ているのかなどをきちんと分析してみましょう。
時代は常に変化している
「エステサロンでアメブロ活用が流行りだした7、8年前はアメブロに記事を書くだけで集客できていわよ!」
なんて思った人もいるかもしれないですね。
確かに、そうでした。
ただ、あれから時代は変わっています。
ほとんどのサロンがブログやHPを開設しています。
そんな中で他店との差別化を図るには、新たな行動が必要です。
ちなみに私が通っている床屋「Muma」さんのHPです。
こうした他店、他業種のHPを参考にしてみるというのも勉強になりますよ。
この記事を書いた人

天笠 茂(あまがさ しげる)
多くのエステ・ネイルサロンを成功に導いた圧倒的なノウハウを持つ。山あり谷あり、人生の醍醐味をとことん味わったからこできる指導スタイルは、「自分でも気がつかなかった盲点を気づかせてくれる」「熱量と人間味があって背中を押される」と定評がある。
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